英:polyphenois
仏:polyphenol
ポリフェノールとは、ポリ(たくさんの)フェノールという意味で、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基という化合物を持つ植物成分が持つ成分を指します。
葡萄が多く持つ色素成分のアントシアニンや苦み成分のタンニンもポリフェノールの一つで、中でもカベルネ・ソーヴィニヨン種やネッビオーロ種などのブドウ品種に強く含まれているといわれています。
特徴としてポリフェノールは、通常人体に30〜40%しか吸収されません。しかしワインに含まれるポリフェノールの成分は100%人体に吸収されると言われています。
ポリフェノール含有量トップクラスのワイン。その量は、100mlの赤ワインの中に200mg含まれていると言われています。
この量は非常に多く、緑茶やコーヒーと比べると3倍以上の量が含まれているのです。
またポリフェノールはほとんどの植物に含有されており、その数は5,000種以上に及ぶといわれています。光合成によってできる植物の色素や苦味の成分で、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持ちます。
アントシアニンをはじめとするポリフェノールはがん予防やアルツハイマー病、動脈硬化などの老化防止にも効果があるとされており、このことからフレンチ・パラドクスなどの議論も挙がっています。
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