仏:maceration post fermentaire
発酵後浸漬とは、別名エクステンデッド・マセレーションとも呼ばれ、赤ワインの製造において発酵が終了した後も葡萄の浸漬を継続させる作業を指します。
発酵後浸漬では葡萄の色素や風味をさらにワインに抽出するために1~2ヶ月の浸漬を行います。通常は浸漬をさせた後、アルコール発酵を1~2週間で完了させエクラージュ(液抜き)を行います。
フランス・ボルドー地方のワイナリーでは一般的にこの発酵後浸漬が行われていますが、その他のワイナリー、例えばアメリカ・カリフォルニア州やオーストラリアでは、色素や風味が過度に抽出されることを恐れて、あまり発酵後浸漬を行うワイナリーは見られません。