リュット・レゾネ(仏語)とは、合成農薬を不使用とまではいきませんが、必要なとき以外は極力しない減農薬農法と呼ばれるブドウの栽培方法です。
基本的に病気や害虫の防止には使用せず、実際にそれらの被害にあった場合に最低限の合成農薬を使用します。
自然派栽培の制限の厳しい順から「ビオ・ディナミ」、「有機栽培」、「リュット・レゾネ」となり、一番下位のものになります。
また、英語圏では環境保全型農法とされ「サスティナブル農法」と呼ばれています。
リュット・レゾネには厳密な定義や認証団体がないため、生産者が減農薬農法を採用しているとした場合は自由にボトルに表記することができます。
しかし、有機認定されている生産者よりも厳しい基準でリュット・レゾネを行うワイン生産者も多いようです。
なお、害虫の駆除に合成農薬ではなく害虫の天敵となる鳥や虫などを用いるリュット・アンテグレ[lutte integrée]と呼ばれる、リュット・レゾネと同じタイプの用語もあります。
[英語]sustainabl
[フランス語]lutte raisonnée