英:leather
仏:cuir
なめし皮とは、ブーケに分類される熟成香を表現する際に用いられる言葉で、長期的な瓶熟成を経ることにより発生する香りです。
革そのものの香りではなく皮をなめすときに用いられる薬剤も混ざっている複雑な香りを示すので『なめし皮』と表現します。
この香りが感じられる有名なものでは、フランス・ボルドー地方やブルゴーニュ地方、ローヌ地方などの個性的で力強い赤ワインがあります。
またブルゴーニュの一部の白ワインからも感じられることがあります。
これは好印象な香りですが、この香りの原因とされるエチルアルコールやエチルグァイアコールなどが一定の濃度を超えるとフェノレという不快臭に変化します。