仏:grand cru
グラン・クリュとは、「特級」という意味を指し、フランス・ブルゴーニュやアルザス・シャンパーニュ地方などの一部地方で認定されている優れたワインを生産している畑のことです。
フランス・ブルゴーニュ地方では33件のググラン・クリュが認定されており、生産地により階層や認定制度が異なります。
アルザスでは51の区画が認定されていますが、すべて「アルザス・グラン・クリュ」というように一つのA.O.C.に集約されています。
またシャンパーニュでは17件の村がグラン・クリュに認定されており、これもまた「シャンパーニュ・グラン・クリュ」というように一つのA.O.Cに集約されますが、17の村の葡萄品種のみを用いた用いたワインのラベルには、グラン・クリュの表記を併記することが許可されています。
ボルドー地方では原産地制度とは別の仕組みでワイナリーに対してグラン・クリュを認定し、2016年現在メドック地区62幹、ソーテルヌ地区26幹、グラーヴ地区15幹、サンテミリオン地区61幹が認定されています。