清澄(せいちょう)とは、発酵後のワインの貯蔵や熟成中に浮遊固形物を取り出し、濁りを除いて透明度の高いワインにする作業を指します。
清澄化ともよばれ、赤ワインは卵白やタンニン、ゼラチン、白ワインならばベントナイトやカゼインなどの清澄剤をワインに添付して2か月ほど待ち、清澄剤と浮遊固形物が吸着して沈んでから『滓引き』と言われるワインの上澄みを別の容器に移し替る作業を行います。
清澄剤を多く入れすぎるなどして限度を超えた清澄は「清澄過剰」といわれており、清澄自体もワインの風味を減少させてしまうというデメリットがあるため、ありのままの風味を志向するワイナリーでは浮遊固形物の自然沈降による滓引きのみにとどめている場合もあります。
[英語] clarification
[フランス語] clarification
[イタリア語] chiarificazone