シャトー・ムートン・ロートシルト

仏：Château mouton rothschild

シャトー・ムートン・ロートシルトとは、フランス・ボルドー地方の五大シャトーにも数えられる有名なシャトーです。
1973年の格付けで、第二級から一級へと昇格したシャトーで、フィリップ・ロスシルド男爵が残した 「今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり。」という言葉には、彼のムートンに対する自信と誇りが感じられます。コレクターにも人気な同シャトーのエチケットはオークションでも高値を付けていて、毎年その時代の著名画家が描いています。
これは同じくフィリップ・ド・ロッチルド男爵が考案したもので、1953年にはシャトー・ムートンの買収100年記念を祝うために、ナタニエル・ド・ロッチルド男爵の肖像がラベルに描かました。
同シャトーはボルドーから北西50km、メドックのポーイヤックに位置し、「ロートシルト」は「ロスチャイルド」のドイツ語読みとなっています。
同シャトーの赤ワインであるシャトー・ムートン・ロートシルトは、世界でもっとも偉大なクラレットの1つに数えられており、もともとはシャトー・ブラン・ムートンという名で知られていたが、1853年、シャトーを購入したナタニエル・ド・ロチルドにより、シャトー・ムートン・ロートシルトと改名されました。収穫と瓶詰めをともに自ら行ったシャトーは、シャトー・ムートン・ロートシルトが初めてです。