セパージュとは、「ブドウ品種」という意味を指す用語で、転じてワインの原材料であるブドウ品種の構成・比率を表しています。(例:この貴腐ワインのセパージュはセミヨン 60%、ソーヴィニョン・ブラン 40%)
よって単一ブドウ品種を原料としてるワインには基本的にセパージュという言葉は用いられません。
セパージュはフランス語の言葉で、英語では「ヴァラエティ」、イタリア語では「ヴァリエタ」または「ヴィティーニョ」といいます。
フランスの高級ワインのカテゴリに属すA.O.C.ワインは、アルザスとブルゴーニュを除き、セパージュは表示されていないのが普通ですが、これは多くのワインが、いくつかの品種のブレンドによって作られていることや、生産者ごとに伝統の味が保たれており、ワインを好きな方がそのことをよく知っていることなどによります。
しかし、フランスの多くの生産者はセパージュを公表しており、「世界の名酒事典」などでも公開されており、インターネットのワインショップにも商品ごとにセパージュを書いたものが増えています。
また、ボルドー地方のシャトーで公開されているセパージュは畑の作付面積の構成比率というのがほとんどです。
なお、「セパージュ ノーブル(仏:cépage noble,伊:vitigno nobile)」という言葉もありますが、これはカベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワール、シャルドネなどの一般的に上質ブドウ品種を指します。
[英]veriety
[仏]cépage
[伊]vitigno,verieta,cultival