英:cap
仏:chapeau
果帽とは、赤ワインの浸漬工程における、果皮や種子が果汁の上に浮き上がったものです。
果汁が果皮や種子をかぶっているように見えることから英語圏では『帽子』を意味するCapといいます。
ちなみに果皮や種子は発酵によって生じた二酸化炭素が浮き上がらせています。
果帽をそのままにしておくと糖分や色素、タンニンの抽出効率が低くなり、さらに微生物が繁殖して品質を落とす原因となるため、ピジャージュやルモンタージュなどのかき混ぜる作業をすることにより固体層やを果汁中に沈めておき、果皮や果汁に浸っている状態にします。