アルバリサ土壌とは、スペイン・アンダルシア地方・カディス県ヘレスにある、石灰分を多く含む真っ白な土壌です。
アルバリザ土壌と呼ばれることもあります。
特にヘレスにはアルバリサ土壌を含む「バッロ」や「アレナ」の有名な3つの土壌がありますが、アルバリサ土壌は最上位のものとされており、地質的にはコニャック、シャンパーニュ、シャブリなどの土壌に似ていると言われています。
この土壌は水分を蓄えることに長け、雨季に蓄えた水分を乾季でも葡萄に供給することができるため、ブドウ品種のパロミノ種の栽培に最適とされ、とてもみごとなシェリーを作る土壌ということで知られています。
またシェリーの産地の中でも「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」「サン・ルーカル・デ・バラメダ」「エル・プエルト・デ・サンタ・マリア」で構成される「シェリーの三角地帯」と呼ばれる産地がありますが、沿岸部のアリバリサ土壌の「サン・ルカール・デ・バルメーダ」産のシェリーはマンサリーニャという名前をつけることができ、世界でも屈指の知名度を誇っています。
[西]albariza