シルヴァーナー
シルヴァーナーの早見表
分類 | 白ブドウ |
英語 | sylvaner |
シノニム | ヨハネスブルク(スイス) |
主な生産地 | ドイツ・オーストリア・スイス |
有名ワイン | フランケン、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァイン |
特徴 | ニュートラルでフルーティー、霜への耐性が弱く、ベト病、ウドン粉病、灰色カビに冒されやすい |
シルヴァーナーの概要
シルヴァーナーは、ドイツ白ワインを特長付ける代表品種の一つです。
原産地はトランシルヴァニア(ルーマニア)地方とする意見が多いが、正確なことはわかっていません。
リースリングより早熟で、収穫量も多く、シルヴァーナーを原料とするワインは、一般的にニュートラルな味香を持ち、酸味も香りも穏やかに仕上がりますが、畑や土壌の影響を受けやすい品種だとされています。
シルヴァーナーのストーリー
1960年代まで、ドイツで最も多く栽培されていた品種でしたが、霜への耐性が弱く、ベト病、ウドン粉病、灰色カビに冒されやすいため、現在はミュラー・トルガウ、リースリングに次いで3番目に位置しています。
シルヴァーナーの特徴
シルヴァーナーは落ち着いた風味で程よい中性の風味を持つ品種です。
リープフラウミルヒなどではまろやかな風味をもたらします。
酸味が少なく、没個性的で低品質の品種と言われる時もありますが、フランケンの石灰岩土壌では、力強い堂々たる風格のワインを生み、フランケンを代表するワインを造ります。
また、ラインヘッセンのラインフロントの黄土層土壌では、優雅でフルーティーなボディーのあるトロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインなどが造られており、ブレンド用としては、酸がのりすぎた葡萄をフォローする重要な品種となっています。