ミュラー・トルガウ
ミュラー・トラガウの早見表
分類 | 白ブドウ |
ドイツ語 | Müller-Thurgau |
シノニム | リヴァーナー |
主な生産地 | ドイツ(栽培面積1位)、オーストラリアをはじめとした新世界(日本・北海道も含む) |
有名ワイン | 特に無し |
特徴 | ニュートラルな味わい、バランスが取れている |
ミュラー・トラガウの概要
ミューラー・トラガウは、シルヴァーナーがリースルングを補正するブレンド用として沢山使われていた19世紀末に、ブレンドの代わりにむしろ両種交配すればと思い人工交配により造り出された品種です。その生みの親・ミュラー・トルガウ教授の名前が、そのままその葡萄品種に名づけられました。
ミュラー・トルガウは、畑・土質の適用範囲が広く、その上早熟で収穫量も多く経済性の高い品種で、そのため、現在全耕地の3分の1を占め、ドイツワインでの生産量は第1位となっています。リースリング,シルヴァーナーと共にドイツワインの3大品種とされておりこの3種を合わせて栽培の60%を占めています。
ドイツの気象条件の下で優れたその体質を発揮し、ドイツの品種改良の歴史の中で最も古く、また最も大きな成功を収めている品種です。
ミュラー・トラガウの特徴
ミュラー・トラガウを原料とするワインは、気軽に飲むことができ、酸味は比較的乏しいですが、ニュートラルでバランスのとれた味わいを持ち、誰からも受け入れられやすいという特徴を持つワインへと仕上がります。また、マスカットを感じさせるフルーティな中甘口で口当たりの良いワインです。比較的若いうちに飲まれ、一部の例外を除いて熟成には不向きであるとされています。
ラベルの品種表示で「Rivaner」の名前が使用されているワインの殆どは、フレッシュでライトな辛口のワインです。