ネッビオーロ
ネッビオーロ種の早見表
分類 | 黒ブドウ |
英名 | nebbiolo |
別名 | スパンナ、キアヴェンナスカ、ピクトゥネール |
主な生産地 | イタリア・ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州 |
有名ワイン | バローロ、バルバレスコ、ガッティナーラ、ゲンメ |
特徴 | 酸やタンニンが多く長期熟成に向いたワインが生まれる、熟成させるとスミレやタール、ハーブ、チェリー、ラズベリー、タバコ、トリュフ、プルーンなど多彩なブーケを持つ高級ワインとなる |
ネッビオーロ種の概要
ネッビオーロは主にイタリア北部のピエモンテ州やロンバルディア州を代表する黒ブドウで基本的には非常に色が濃く、主にイタリアワインを代表する銘柄である「バローロ」や「バルバレスコ」などの高級ワインに用いられています。(少量の他品種とのブレンドもありますが、主に単一品種でワインが造られています。)
ネッビオーロという名はクーネオ県での呼び名で、他の県ではスパンナ(Spanna)、ロンバルディアではキアヴェンナスカ(Chiavennasca)、ヴァッレ・ダオスタではピクトゥネール(Picoutener)など、様々な呼び名で呼ばれています。
ネッビオーロのストーリー
ネッビオーロという名前の由来は、霧を意味する「ネッビア」から由来しており、ブドウの表皮が大量の蝋粉(ろうふん)に覆われて霧のように見えることや、または晩熟でその収穫時期が秋の霧の季節に行われるためにこの名前が付いたともいわれています。また最も古い説では高貴を意味する「ノービレ」が語源で「ふくよかで逞しく、甘い」ワインになるブドウ品種という説もあります。
ネッビオーロの特徴
ネッビオーロ種の特徴としては酸やタンニンが多く長期熟成に向いたワインが生まれることや、若い間はタンニンと酸味の強い赤ワインとなりますが、3~4年樽熟成を経ると味わいが広がり高級ワインとなり、トリュフの芳香が増しピエモンテ州名産の白トリュフとの相性が良い点が挙げられます。
ネッビオーロは土壌と日当り等の栽培条件がきわめて難しいため、イタリア北部のピエモンテ州以外では成功例が少なくほとんど栽培されていません。
おすすめのネッビオーロワイン
ネッビオーロ・ダルバ[2011]ブルーノ・ジャコーザ(赤ワイン)[E][Y][A][P] 価格:3,218円 |
こちらはネッビオーロ種を100%使用したワイン『ネッビオーロ・ダルバ[2011]』。
イタリア・ピエモンテ州のDOCネッビオーロ・ダルバで、冷涼な高地の段々畑で育ったネッビオーロはひときわ繊細。特徴的な透明感のある色合いで、ゆたかな奥行きのある香りを持っています。
ネッビオーロとしてはアルコール度数も低めで、軽やかな酒質ながらミネラルを強く感じさせる、しっかりと芯のある味わいです。