モスカテル
モスカテルの早見表
分類 | 白ブドウ |
原語 | Moscatel |
シノニム | マスカットオブアレキサンドリア(オーストラリア)、マスカットゴールドブランコ(オーストラリア)、モスカテルデセトゥーバル(ポルトガル) |
主な生産地 | ポルトガル、スペイン |
有名ワイン | モスカテル、マラガ(ベース) |
特徴 | 豊かな香り、フルーティ |
モスカテルの概要
モスカテルは主にポルトガルで栽培されているマスカット系の白ワイン用ブドウ品種です。
スペインでも栽培が盛んで、バレンシア、アリカンテ、マラガ周辺とカナリア諸島などで栽培されています。
地中海沿岸に広く栽培されてきたモスカテルはスペインでもギリシアのサモス島が原産地で、エジプトのアレキサンドリアを経由してほかの地中海沿岸諸国に広められた事から名づけられたモスカテル・デ・アレハンドリア(マスカット・オブ・アレキサンドリア)の栽培が多いです。
モスカテルの特徴
モスカテルは非常に樹勢が強いマスカット系品種で、結実不良になりやすいため、開花期の好天と高い気温を必要とします。また、樹勢の強さから、整枝は長く枝を伸ばす方法が一般的で、房は長い円すい形をしており、粒が大きく、黄色がかった果皮は柔らかで、マスカット品種のため香りは豊か、みずみずしい果肉をもち、酒精強化ワインであるモスカテル(品種名と同名)、マラガの酒精強化ワインのベースとして用いられています。