甲州
甲州の早見表
分類 | 白ブドウ |
英語 | koshu |
シノニム(別名) | 無し |
主な生産地 | 日本・山梨県 |
有名ワイン | 日本白ワイン |
特徴 | ニュートラルな味わいを持ち、酸は控えめ |
甲州の概要
甲州日は、日本で1300年もの歴史をもつ伝統ブドウであり、山梨県を中心に栽培される日本国有の醸造用のみでなく食用にも利用されている欧州系ブドウ品種。果皮は淡い赤紫色の美しいブドウで、日本の白ワインの代表的な品種。
甲州の特徴
甲州の房はやや長く、藤色または明るい茶色の、いわゆる「灰色ぶどう」と呼ばれる色合いで、果粒は大きく、酸味にも果実味にも突出した個性がないといわれており、そのことからワインもニュートラルな味わいに仕上がります。果皮がピンク色であるため、果皮から香りの成分を多く抽出しようとすると特有のえぐみが溶け出し、そんなえぐみやボディの弱さを隠すために甘口に仕立てる生産者が以前は多く存在していましたが、近年には甲州種の新たな可能性に挑戦する試みが行われています。
2004年のカリフォルニア大学デービス校ファンデーション・プラント・サーヴィス(DPS)による分析で、日本に多い米国種 (ヴィティス・ラブルスカ) ではなく欧州種 (ヴィテス・ヴィニフェラ) の交配品種であることが判明しました。