グラシアノ
グラシアノの早見表
分類 | 黒ブドウ |
スペイン語 | graciano |
シノニム | モラステル(フランス)、ティンタ・メヌーダ(ポルトガル) |
主な生産地 | スペイン |
有名ワイン | 特に無し |
特徴 | ワインには酸が多く、特にアロマが素晴らしい |
グラシアノの概要
グラシアノは、18世紀後半はスペイン・リオハやナバーラ、特にリオハ・アルタやリオハ・アラベサ地区の西部で最も多く栽培されていたというスペイン由来の赤ワイン用ブドウ品種です。フランスではモラステル、ポルトガルではティンタ・メヌーダと呼ばれる。
グラシアノの特徴
グラシアノは生育期間が長く、色づきも遅く、ぶどうの成熟はテンプラニーリョのそれに遅れること約10日と遅熟な品種といわれています。コンパクトな房、円すい形で両翼にも小さい房をつけ、果粒は中くらいの大きさで、果皮と果肉の割合はバランスがとれ、粘土石灰質や石灰質土壌の深い表土の土地を好む。完熟すると、濃厚な色、しっかりとした酸味のあるワインを造ります。リオハではカベルネ・ソーヴィニヨンに匹敵する濃厚な色をワインにもたらす事から、テンプラニーリョとブレンドに用いる醸造家も多いです。