アリアニコ
アリアニコの早見表
分類 | 黒ブドウ |
原語 | aglianico |
シノニム | 特に無し |
主な生産地 | イタリア・カンパニア州 |
有名ワイン | タウラージ、ヴァルトゥーレなど |
特徴 | しっかりとしたルビー色、独特の香り |
アリアニコの概要
アリアニコは主にイタリア・カンパニア州を代表する黒ブドウ品種です。ギリシア原産の品種(その名はギリシアを意味するEllenicoが由来)、イタリアへ6~7世紀頃に渡ってきたといわれており、火山質の土壌との相性が非常によいとされています。特にタラウージ(カンパニア州)とヴルトゥーレ(バジリカータ州)のアリアニコからは濃いルビーレッドで、香りが高く力強い味のワインが生産される。 「タウラージ」などに使われます。
アリアニコの特徴
アリアニコを用いたワインはしっかりとしたルビー色でイチゴやバナナやキャンディのような独特の香りを持ち力強い特徴を持ちます。
アリアニコ種を使ったワインで最も知られているのは、カンパーニア州のDOCG「タウラージ」やDOC「アリアニコ・デル・タブルノ」、DOC「ファレルノ・デル・マッシコ」、バジリカータ州のDOC「アリアニコ・デル・ヴルトゥレ」などがあり、それぞれが歴史を持つ長熟ワインです。
おすすめのアリアニコワイン
こちらはイタリア・カンパーニャの高いポテンシャルを世界に知らしめたフェウディ ディ サングレゴリオの設立者の一人、マリオ・エルコリーノが独立して興したヴィノジアが造るカンパーニャ最高級のDOCGワイン、『タウラージ』です。
もちろんブドウはアリアニコ種を100%使用しており、値段も3000円ほどと、おそらくもっともお手軽にタウラージを愉しむことができる一本です。
凝縮感ある黒い果実やバニラの表情豊かなアロマ、フルボディでがっしりとしていますが、舌触りは驚くほどシルキーで、余韻は長くバランスがとても優れています。上質のワインに必要な全ての要素を持ち合わせており、ぜひこの機会に飲んでいただきたい一本です。