Domaine de la Romanee-Contiドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ
ワインの王様Romanee-Contiを所有する世界一のドメーヌ。
ド・ヴィレーヌ家、ビーズ・ルロワ、そしてロック家によって所有されているドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが、ブルゴーニュで最も有名なワイナリーであることに疑問の余地はありません。
いや、世界で最も有名なワインかも知れません。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの歴史は、1760年7月18日の記録にさかのぼることができ、サン・ヴィヴァン大寺院の文書には、後にロマネ・コンティとして知られる畑が「ロマネのブドウ樹」として言及されています。
DRCは、1867年に、様々な区画のワインをアッサンブラージュしていたサントネのネゴシアン、J.M.デュヴォー・ブロシェによって買い取られました。1942年に、デュヴォー・ブロシェの子孫であるオーベール・ド・ヴィレーヌの父親は、DRCの所有権の半分をオーセー・デュレスのネゴシアン、アンリ・ルロワに売却しました。アンリ・ルロワにはラリー・ビーズ・ルロワとポーリーヌの二人の娘がいて、現在のDRCの大株主となっています。
ド・ヴィレーヌ家の所有権は、さらに分割されています。
☆DRCのぶどうは、フランスのワイン用葡萄は害虫フィロキセラによって壊滅的被害を受けた時期があり、その際、多くの葡萄は畑から引き抜かれ、アメリカから取り寄せた台樹に接木をすることで害虫被害をさけてきました。
しかし、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティでは1945年まで葡萄をそのままに栽培し続け、1760年にこの畑を所有し素晴らしいワインを造り上げたコンティ伯爵時代の葡萄を守る努力を重ねてきました。
とうとうロマネ・コンティの畑の葡萄を抜かなくてはならなくなった際にも、ラ・ターシュの畑に植わる葡萄に、ロマネ・コンティの葡萄からとった枝を接ぎ、その枝を再度ロマネ・コンティの畑に植える当為方法で大切な葡萄を守ってきました。
現在、ロマネ・コンティの畑に植わる葡萄もコンティ伯爵時代の直系の子孫のみが植えられているのです。
☆DRCの栽培は、ビオディナミ農法が採用され、大切に受け疲れた唯一無二の畑と葡萄の特徴を最大限に引き出す努力がなされています。
また、一部の畑では馬による耕作を行っています。馬による耕作は見た目にも目をひく光景ですが、実際にトラクターを使用するのにくらべ、土が踏み固められることがないため、表土に存在する有機物の構成が整い、その結果、根っこがミネラルを吸収するのに必要なバクテリアが成長するとともに、葡萄の根そのものが深く大地に根を張ることを促すなど、具体的なメリットがあるのです。また、徹底した収量制限をしていることでも有名です。天候に恵まれた優良年でも30hl、そして天候に恵まれたなかった年には10hlまで落とすこともあります。
☆DRCの醸造は収穫された葡萄は破砕、除梗はせずにそのまま醗酵槽に入れ醗酵させます。醗酵温度は32-33度を保ち、醗酵および醸しはできるだけ緩やかに長めに行います。
トロンセ産の新樽を100%使用して熟成を行います。
ロマネ・コンティ(特級畑・モノポール) Romanee Conti (Grand Cru Monopole)
•モンラッシェ(白)(特級畑)
•ラ・ターシュ(特級畑・モノポール) La Tache (Grand Cru Monopole)
•リシュブール(特級畑) Richebourg (Grand Cru)
•ロマネ・サン・ヴィヴァン(特級畑・モノポール) Romanee Saint Viviant
•グラン・エシェゾー(特級畑) Grands Echezeaux
•エシェゾー(特級畑) Echezeaux
•ヴォーヌ・ロマネ
•コルトン(特級畑) Corton