デクスハイマー家は、アルツァイの近くの丘陵地帯でワイン造りをする個人生産者です。畑はハイマースハイムを中心に10haを所有し、栽培している葡萄品種は、バッフス、ミュラー トゥルガウ、フクセルレーベなど多種にわたっています。甘口と辛口は半々。ボトリティスはなるべく後に付いたほうが良いワインが出来るので、いつもボトリティスが早く付かないように努めています。甘口はタンクで保存すると酸化や再発酵のおそれがあるので、リッターボトルで保存し、必要に応じて小瓶に移し替えます。ボトリングラインは、所有せず、衛生管理の行き届いた専門の会社に依頼し、コストも抑えることに成功しています。40%を瓶詰めし、60%はバルクで売ってしまいます。2011年から、冷却発酵槽を導入、シュペートレーゼ以上のワインに使用して、18~20度で発酵出来るようになりました。アウスレーゼ以上のハイクラスのワインに見るべきものがあり、ご紹介するワインの多くは、私どものために特別に瓶詰めしていただいています。デクスハイマーは「ねらって造るから、これだけハイクラスのワインがたくさん出来る。他の人が摘み取り終わった後も粘り強く待っている。それも結構神経が疲れるものだ。」と、おっしゃっていました。