英:second wine
仏;second vin
セカンドワインとは、正規銘柄の品質維持のために、品質的に見劣りするものを別銘柄として販売されているワインを指します。(正規銘柄はファーストワインとも呼ばれます。)
主にフランス・ボルドー地方やブルゴーニュ地方、またアメリカなどにおいて、セカンドワインは『セカンドラベル』とも呼ばれたりします。
生産量の2~3割がこのセカンドワインに回されていると言われており、正規銘柄と同じ手間をかけていながら、価格が正規銘柄の半分以下に抑えられているワインも多く人気があります。
しかし正規銘柄と比べて長期熟成には向いておらず、なるべく若いうちに飲むことがよいとされています。
フランス・ボルドー地方では1980年頃からこのセカンドワインの製造が盛んになっています。
また、セカンドワインのさらに下のものにサードワインというものがあり、これは全てのシャトーで造られてはいませんが、一部のシャトーでは造られています。
有名なセカンドワイン
有名なセカンドワインには以下のようなものがあります。(フランス・ボルドー地方の五大シャトー)
・バァン・オー・ブリオン (シャトー・オー・ブリオン)
・レ・フォール・ド・ラトゥール (シャトー・ラトゥール)
・カリュアド・ラフィット・ロートシルト (シャトー・ラフィット・ロートシルト)
・ル・プティ・ムートン・ド・ロートシルト (シャトー・ムートン・ロートシルト)
・パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー (シャトー・マルゴー)