樽熟成

英：barrel aging
仏：elvage en fut

樽熟成とは、この工程の前に行われる樽発酵と同じように、樽内でワインの熟成を行う技術のことです。
そして樽の大きさや新しさにより、ワインの出来や熟成の経過が大きく異なってきます。
樽の素材の成分はアルコールに溶けにくいため、発酵中や熟成中にワインの酵母が樽内に付着することはなく、用いる樽によって、樽の成分がワインに移るため風味も変わり、よりワインの複雑さが増します。
基本的には、大きく古い樽を用いる場合は、樽や空気の影響を避けたいときに使い、一方小さく新しい樽を用いる場合は、樽や空気の影響を受けたいときに使います。