ヴァンダンジュ・アン・ヴェールとは、夏季において色付く前のブドウの房をいくつか切り落とす作業です。
フランス語の言葉で他に「ヴァンダンジュ・ヴェールト」とも呼ばれており、英語ではグリーンハベストと呼ばれています。
ヴァンダンジュ・アン・ヴェールの目的は、残った果房に栄養成分を集中させることで、糖度の増幅・病気の予防などの目的があります。
ブドウが色付きはじめるヴェレゾンの時期にエフォイヤージュと一緒に行うのが一般的で、色付き始めた房は残し、まだ緑色の成熟していない房を切り落とします。
ヴァンダンジュ・アン・ヴェールによって残す房の量は、生産者によって細かく管理されますが、一般的に一本のブドウ樹あたり10房あたりを成熟させるのがよいとされており、タイミングも早すぎても遅すぎてもいけません。
1990年代以降のボルドーではエフォイヤージュとヴァンダンジュ・アン・ヴェールにより、ワインの出来が改善された記録が残っています。
[英語]green harvesting
[フランス語]vendange en verte,vendange verte