メルロ
メルロの早見表
分類 | 黒ブドウ |
英語 | Merlo |
シノニム | クラブテ・ノワール、メドック・ノワール、プティ・メルル、セミヨン・ルージュ、ヴィトレイユ、ビニイ |
交配 | カベルネ・フラン種×マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント種の自然交配 |
主な生産地 | フランス(ボルドー)、イタリア、チリ、日本(山梨県、長野県) |
有名ワイン | ボルドーワイン |
特徴 | 豊かな香りと丸みのある風味 |
メルロの概要
メルロはランスのボルドーを発祥地とする代表的な赤ワイン用ブドウ品種。同じボルドーの代表的なぶどう品種であるカベルネ・ソーヴィニョンに比べると、色はやや朱色を帯びており、香りはカベルネ・ソーヴィニョンがヴァイオレットやブルーベリーのような、フローラルな香りがするのに対し、メルローはプルーンのような、熟した黒い果物の香りがします。
フランス・ボルドーではカベルネソーヴィニョンの次に重要な品種で、果物の甘美さをもたらし、カベルネ・ソーヴィニョンはメルロとブレンドされることによって熟成が早まるとされています。
ニューワールドの国々でもブレンドされていますが、単一品種として生産されることがより一般的です。
メルロの特徴
メルロはカベルネ・ソーヴィニヨンに比べ早熟で、豊かな香りと丸みのある風味、やわらかな口当たりのワインとなります。また、カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドは絶妙の調和でボルドーを代表する赤ワインとなり、深みのある色合いと、きめ細やかなタンニンがあり、まろやかで口当たりの良いワインとなります。メルローはとても栽培がしやすい赤ワインブドウ品種で、日本のブドウの品種で一番収穫量が多いブドウです。日本のメルローワインは味が薄めに育ちます。しかしそこがまた日本のメルローワインの良さとも言えます。
おすすめのメルロワイン
こちらは「オーパス・ワンの数分の一の価格で売られているのを不思議に思うであろう。」とロバート・パーカー氏も評す、衝撃のカリフォルニア「フランシスカン」。
価格が3000以下と、このレベルのワインに対してはコストパフォーマンスが素晴らしい。
黒いベリーなど凝縮感のある複雑な香り、味わいも香のイメージと一致し、黒いベリー様の果実味が広がり、また、豊かなタンニンにより長期熟成にも耐えうります。和牛のステーキや煮込み、地鶏のグリル、ニンニクの丸焼きなどと一緒にぜひお愉しみください…。